Shopify Collabsを日本のストアで使うときの確認点と、Affitchとの使い分け
/ Shopify公式ヘルプとApp Storeの掲載内容をもとに作成
Collabsでできること
Shopify Collabsは、Shopifyが提供するクリエイター連携のアプリです。クリエイターごとの紹介リンクと割引コード、コレクション別の報酬率、報酬の保留期間(既定30日、1〜90日)、ギフトの送付、Shopify Flowとの連携まで揃っています。クリエイターの募集・承認から、報酬の支払いまでをShopifyの管理画面の中で行えます。
インストールと利用は無料で、費用は自動で支払った報酬額の2.9%だけです(Shopifyヘルプ「Collabsでクリエイターに支払う」)。報酬率10%なら売上の0.29%相当で、費用としては小さいものです。
日本のストアで確認したい5つのこと
- クリエイターは、ストアからの招待か応募ページ経由でしか登録できない
Collabsは新規クリエイターの一般登録を停止しています。参加できるのは、ストアが直接招待した人か、ストアの応募ページから申し込んで承認された人だけです(クリエイター向けヘルプ)。ストア側からは、所在地・SNS・フォロワー数でクリエイターを検索して招待できます。クリエイター側からブランドを探すopen access programは、米国・英国・カナダのクリエイターのみが対象です。店舗スタッフや取引先を名前だけで登録することはできません。
- 報酬はUSDで処理され、自動支払いに2.9%がかかる
ストアには、Shopifyの請求書の通貨で請求されます。日本円で請求している場合は、USDからの換算手数料がかかることがあります。クリエイターはHyperwalletで受け取り、月2回・残高25ドル以上で支払われます。USD以外の通貨で受け取ると、0.5%の換算手数料をクリエイターが負担します(クリエイターの支払い)。2024年2月で手動のPayPal支払いは終了し、現在は自動支払いだけです。
- 画面は英語
ストア側の管理画面もクリエイター側の画面・アプリも英語で、日本語表示はありません(App Storeの掲載に「日本語に翻訳されていません」「日本語での直接的なサポートを提供していません」と記載)。日本語のヘルプはあります。
- 明細書の出力と、日本の税務に沿った書類は確認できない
クリエイターはアプリで支払履歴とブランド別の報酬を確認できますが、明細書や請求書の出力は公式ヘルプに記載がなく、用意されている税務書類は米国向けのW-9だけです。適格請求書発行事業者に報酬を払い、仕入税額控除を受けるなら、明細を別に用意する必要があります。
- 使えるプランと、必要な設定
StarterプランとRetailプランでは使えません(Collabsの利用条件)。プライバシー設定で「Shopify Network Intelligence」をオンにする必要があり、オフにするとCollabsは無効になります。Managed Marketsとは併用できません。
使い分けの目安
- 紹介者は数人で、全員が英語の画面とHyperwalletの設定で問題ない
- 報酬はUSD建てで構わず、明細は要らない
- 紹介者に商品をギフトとして送る運用が中心
- まず費用ゼロで試したい
- 紹介者に日本語の画面と日本語のメールで動いてもらう
- 日本円で払い、登録事業者には適格請求書の要件を満たす明細を渡す
- 困ったときに日本語でサポートに聞きたい
- 店舗スタッフなど、本人の登録なしで成果だけ測りたい(Pro・計測用)
UpPromote・GoAffProを含めた4つのアプリの比較は、アプリ比較にまとめています。
併用について
CollabsとAffitchは同じストアに入れられます。ただし、どちらも「紹介リンクまたは割引コードを使った注文」を成果として記録するため、同じ注文が両方で成果になります。開発ストアで、Collabsの紹介リンクとAffitchの紹介リンクの両方を経由して注文したところ、Collabs・Affitchの両方で成果として記録されました(2026年10月9日確認)。リンクとコードを組み合わせた場合も、仕組み上は同じです。
併用するなら、紹介者ごとにどちらか一方のアプリだけを使い、1人の紹介者にCollabsとAffitchの両方のリンク・コードを渡さないようにしてください。成果が重複した場合は、片方で手動で否認する運用になります。
出典: Shopifyヘルプ「Shopify Collabs」、Collabsのプログラム、クリエイターに支払う(確認日 2026年10月9日)。Shopify Collabs は Shopify Inc. の商標です。内容に変更があればお知らせください。